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【人事労務10月号】【法改正】地域別最低賃金額の改定について【お知らせ】「年収の壁・支援強化パッケージ」について
【法改正】地域別最低賃金額の改定について
2023(令和5)年10月1日以降、地域別最低賃金が順次改定されます。
約30の都道府県におきましては、10月1日から新しい地域別最低賃金が適用となり、一方、山形県と佐賀県が最も遅く10月14日から適用となります。
既に多くのメディアでも取り上げられておりますが、今回の地域別最低賃金の改定により、全国加重平均は1,002円となりました。全国加重平均の上昇額は41円(昨年度は31円)となり、1978(昭和53)年度に目安制度が始まって以降で最高額となります。また、引上げ率に換算すると4.3%(昨年度は3.3%)となります。
以下、各都道府県の最低賃金額は、下記の通りとなります。

● 最低賃金額の確認
最低賃金を上回っているか否かは、下記の方法で確認出来ますので、是非、改訂のタイミングで確認を行ってみてください。
1. 時間給の場合 : 時間給≧最低賃金額(時間額)
2. 日給の場合 : 日給÷1日の所定労働時間≧最低賃金額(時間額)
ただし、日額が定められている特定(産業別)最低賃金が適用される場合には、日給≧最低賃金額(日額)
3. 月給の場合 : 月給÷1箇月平均所定労働時間≧最低賃金額(時間額)
【お知らせ】「年収の壁・支援強化パッケージ」について
2023(令和5)年9月27日、厚生労働省は「年収の壁・支援強化パッケージ」を公表致しました。
これは、フルタイム労働者だけではなく、短時間労働者にも賃上げの流れを波及させていくためには、本人の希望に応じて可能な限り労働参加できる環境が重要であることと共に、2040 年にかけて生産年齢人口が急減し、社会全体の労働力確保が大きな課題となり、既に、企業の人手不足感は、コロナ禍前の水準に近い不足超過となっており、人手不足への対応が急務となっていることを考慮し、策定された施策となっております(※)。
そこで今回は、「年収の壁・支援強化パッケージ」の概要について、ご紹介させて頂きます。
(※)出所:厚生労働省「いわゆる「年収の壁」への当面の対応について」
●「年収の壁」とは
「年収の壁」という言葉は、度々、耳にすることがありますが、まず初めに、その「壁」がどのようなものであるのか、見てみたいと思います。
ここでは、「103万の壁」、「106万の壁」、そして「130万の壁」の3つの壁について、簡単に説明させて頂きます。
1.103万の壁
「103万の壁」は、源泉所得税に関係する壁となります。度々、「アルバイトの給与は103万以内にしなさいと言われている」というような話を耳にしますが、その会話も、実は、この「103万の壁」を意識したものとなっております。
年収103万の壁を突破した場合(ただし、収入が給与のみの場合を想定) 、本人は源泉所得税を支払うこととなるとともに、税法上の被扶養者がもし103万円の壁を超えた場合には、税法上の扶養とは認められず、配偶者控除や扶養控除を受けることが出来なくなりますので、当然、所得税額が増え、本人の手取額が減少することとなります。
2.106万の壁
「106万の壁」は、社会保険(健康保険/厚生年金)の加入に関する壁となります。
100人を超える企業で働いており、週の労働時間が20時間以上の場合であって、月の給与が8.8万以上の場合、社会保険に加入しなければなりません。この「8.8万/月×12か月=105.6万」となり、これが106万の壁と言われる理由となっています。当然、社会保険に加入すれば、社会保険料を支払うこととなりますので、本人の手取額は減少することとなります。
3.130万の壁
「130万の壁」は、被扶養者の社会保険(健康保険/厚生年金)の喪失原因となります。現状は被扶養者として保険料の負担なく配偶者や親の扶養になっていた場合であっても、130万円を超えた場合には、扶養から外れ、自ら保険料を負担し、社会保険に加入しなければなりません。
当然、自ら社会保険に加入し、保険料を負担必要が生じますので、本人の手取額は減少することとなります。
●「年収の壁・支援パッケージ」の概要
今回、厚生労働省が公表しました「年収の壁・支援パッケージ」は、3つの壁のうち 「106万の壁」と「130万の壁」の2つの壁に関連するものとなります。
そこで以下では、厚生労働省が公表致しました「年収の壁・支援パッケージ」の概要について、「「年収の壁」への当面の対応策」から、その内容をご紹介させて頂きます。
(出所:厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_2023_00002.html)

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Social Insurance Consulting Firm EOS Firm News Vol. 142
